お久しぶりです。オアヤです。
当サイトではBトレインの製作やグリーンマックスキットの紹介、改造等を行っています。
日々ちまちまと工作していく中でたまったノウハウをまとめて、オアヤ的エコノミーキット製作法をここに記しておきます。
1:準備編 必要な工具
まずは工作の準備をしましょう。
ここに紹介する工具類は、車輛キットを製作するにあたって必要になるものばかりですが、作る車輛によって使う工具も異なってきますので、必要に応じてそろえるようにしましょう。
- ニッパー(プラスチック用)
パーツをランナー(枝)から切りはなすのに使います。
工事用の先端部が太いやつ(大口径の棒とか切れる)物はプラモデルには向かないので高くてもプラモデル用のニッパーを買った方がいいです。
工具紹介はこちら↓
- カッターナイフ(デザインナイフ)
ステッカーやデカール、マスキングテープなどのカットに使います。
普通のカッターナイフでも構わないのですがオアヤ的には少し高く着きますがデザインナイフを買った方がいいと思います。力を込めて折れ線から折れることがありませんからね。
その代わり切れ味が落ちてきたら直ぐに刃を交換しなければなりませんが、、
モデラーズナイフの様な大型のナイフはあまり使う場面が無いようにも感じます。刃自体はギリギリデザインに入れる事が出来るのでモデラーズナイフの平刃等替刃だけ買って運用する事も可能です。
- サンドペーパー(紙やすり)
削る作業には欠かせない工具。400~1000番くらいの物を、必要に応じて使い分けます
紙やすりは水研ぎが出来る耐水性のある物にするのがオススメです。
水研ぎならば粉が舞うことがないのであわせてオススメです。
- ピンバイス&ドリル刃
穴をあける作業の必需品。ドリル刃は0.1mm単位の太さで市販されています。ピンバイスはドリル刃を固定する工具です。
ピンバイスとドリルはセットですね。
ただ、よく使う径(0.3,0.5,1mm)は柄付きのドリルがあると作業性が上がって便利です。
いちいち細いドリルを付け替えていると破損のリスクがあるのと面倒ですからね。
- 定規(ステンレス製)
直線の切りだしや、寸法をはかるのに使います。
定規は好みでどれを使っても大丈夫ですね。
ただ細かい作業がおおくなるので長い定規(30cm以上)は必要ないと思います。
- マット(ゴム製)
工作の時に敷いて使います。裏面がすべらず、固めの物が使いやすいです。
いわゆるカッターマットです。
机のサイズと作業スペースにあわせてどうぞ。
- 転写マーク用ペン
バーニッシャー、トランサーなどと呼ばれています。車輛マーク(インレタ)の転写に使用します。
爪楊枝の頭の部分や太めのボールペンでも代用出来るのですが長く模型製作をやっていくのならあった方が絶対に良いです。
- 接着剤(プラモデル用)
キットの接着に使用します。無色透明。固まるには時間がかかります。
一口にプラモデル用と言っても様々な種類がありますが最初に買うべきはやはりこのふたつ。
白い蓋は少しとろみがあるタイプのいわゆる「ふつうの」接着剤です。
緑の蓋はサラサラで隙間に流し込む接着剤です。
用途事に使い分けます。
- 接着剤(合成ゴム系)
ゴム系と呼ばれるこの接着剤は、塩ビパーツ(ガラスパーツなど)、ウェイト(金属の錘)などの接着に使います。 色は黄色や無色などがあり、用途によって使い分けます。
こちらは無色がオススメです。
手に着いた接着剤がクリアパーツについてしまった、、って時に無色だと誤魔化せる場合があります。
- 筆(模型用)
面相筆を主に用い、細部の塗装を行います。
こちらも高いものほど塗料のノリが良いので高いものがオススメです。
- ピンセット
パーツの保持に使用。
Nゲージは細かいパーツが多いので重宝します。
- GMカラー&スプレー
他にも各社からも形容塗料が市販されていますので、有効に活用しましょう。
塗装の際には、くれぐれも換気に注意しましょう。
普通にシンナー吸いすぎで頭痛くなります。
塗装はまた詳しく纏めたいと思います。
- エナメルカラー
タミヤ製の物はほとんどの模型店で扱っています。銀、黒、白、グレー、クリアーレッドなどが主に使用する色です。
こちらも塗装編にて詳しく纏めたいと思います。
- うすめ液&溶剤
GMカラーにはMrうすめ液を、タミヤエナメルカラーには専用溶剤をそれぞれ使用 します。
塗料の一種ですので、換気には十分注意しましょう。
こちらも塗装編で詳しく。
- 瞬間接着剤
通称「しゅんちゃく」と呼ばれる、模型工作以外でもおなじみの接着剤です。
最近は用途に応じて様々な種類が市販されています。
大まかにサラサラタイプとジェルタイプの2種類があります。
- マスキングテープ
塗り分けや、仮り組みの際に重宝します。
あまりに安いものだとテープの粘着が残ってしまうので注意です。
- 金属棒やすり
丸、三角、四角、半丸、平などの種類があります。削る箇所に応じて使い分けましょう。
目の荒さも荒い方から鬼目、荒目、中目、細目、油目と様々ありますがプラモデルで使うなら荒くても中目で大丈夫です。細目以下の目が細かいヤスリは目に切粉が詰まって削れなくなってしまうので注意です。
以上の工具をそろえておけばプラキットならば概ね組み立てることができます。
(金属キットとかになるとまた違った工具が必要になりますがそれはまたの機会に)
ですが全部を一気に揃えると中々の出費ですのでまずはニッパーと接着剤があれば最低限組み立てる事が出来ます。
もっと上手く、綺麗に作りたい!!ってタイミングで買い足しても全然大丈夫です。
まずは作ってみましょう!
そのお手伝いが出来たら幸いです。
さて、次回からはいよいよ組み立て編に入っていきましょう!!
続く、、
〜もくじ〜
- 1 パーツの切り出し~ボディ(側面)の組み立て
- 2 屋根板の取り付け~下地塗装~車体色塗装(基本)
- 3 車体色塗装(応用編:2色以上の車体色がある場合・・マスキング塗装)
- 4 乾燥後の塗装状態確認~小パーツ塗装と屋根への取り付け
- 5 屋根塗装~細部塗装~ステッカーの貼付け・車輛マークの転写
- 6 表面保護(クリアーコートの吹付け)~床下回りの工作~窓ガラスの取り付け
- 7 床下・台車などの取り付け~完成/車種による工程の違い/塗装のコツ
- 8 マスキング手法のいろいろ