タンスの中のプラモデル

オアヤと申します。あなたの家にもタンスの奥に眠っているプラモデルはありませんか?

【Bトレ】クロスポイント205系500番代をショーティー化①

オアヤです。

 

以前紹介したクロスポイントの205系

 

oayasabage.hatenablog.jp

今回はこちらをショーティー化していきます。

Bトレインの205系は中古でもゴロゴロ転がっているのですが、ここはあえて板キットを切り継ぎ製作していきたいと思います。

 

みなさまそれぞれ加工方法は違うと思うのですが、ここはオアヤ式ということで参考程度に。。

かなり記事の方、長くなっていますのでお時間あるときにご覧ください。

 

 

 

 

切断位置

早速切断していきましょう。

 

ニッパーで切断する際のポイントなのですが、切断する際は一気に切り飛ばすのではなく、画像のように車体半分くらいまで一度浅くニッパーを入れます。

 

 

表面はこんな感じでニッパー跡がついています。

 

裏面はこんな感じ。床板押さえの凸リブが切れている程度です。

 

裏面の凸リブをすべて切除してしまう方法もありますがオアヤ的には床板の固定に凸リブを使いたいので、そのまま残したまま作業を進めていきます。

 

次に先程と反対側(画像で言うなら車体上部)からニッパーを入れて切り出します。

こうすることで車体パーツの割れやクラック(ヒビ)が入るのを防ぐことができます。できると思います。あんまり自信ないですが。

 

 

この位置で切り出しました。

今回の205系は車体にビードが有り、継ぎ目がかなり目立ってしまうおそれがあるので切り継ぎ箇所はドアフレーム直横としました。

 

下にずらしたのが今回使わないパーツ。

 

このパーツを使います。

 

荒くニッパーで切り出した後、ニッパーで寸法近くまでカットします。

画像ではこの後の工程のヤスリを楽に終わらすためにドア縁ギリギリまでカットしていますが無理しすぎてドア縁を切ってしまったら元も子もないので気をつけましょう。

 

切り出せました。このままだと切断面がガタガタなのでヤスリで平らにしていきます。

 

 

 

切断面の仕上げ

いつもタイラーというアイテムを使って切断面を仕上げています。

タイラーでなくても木に紙やすりを巻いたものでも十分だと思います。平面が出ていればオッケー。

 

 

 

切断面を削る時は裏側に向かって開先を取るイメージで削ります。

 

イメージとしてはこんな感じです。先端同士突き当たるので継ぎ目が目立ちにくくなると思います。

後述しますがただこの方法は弱点があって、接着面積が極小なので強度が出ません。

それに時間とともにそりが発生してしまいます。この弱点を補うためにも補強棒を入れていきますがそれは後ほど。

 

 

切断面の仕上げが終わりました。

この作業を先程切り出したパーツの各切断面に行います。

 

一通り切断面を仕上げて並べて見ました。

前面パーツの厚みが1mm強ほどあるので側面の寸法は59mmを狙いますが、ほぼジャストの寸法に出来ました。

しかし車体右側にいくにあたって傾いていますね。このままだと格好が悪いので再び切断面をヤスって傾きを直していきます。

 

削ったら金尺と並べて横から覗き込み、ビードの歪みも含めて車体がまっすぐか確認します。

真っ直ぐになるまで何度も繰り返し削ります。正直ここに一番時間がかかりますね。。

削りすぎると車体全長が短くなってしまうので気をつけましょう。

 

このときにしっかりまっすぐを出しておくことで屋根パーツと合わせたときにずれが出ずにきれいに収めることが出来ます。

 

車体・補強の接着

車体パーツを削り終えたら補強に1mmプラ角棒を適度な長さに切り出します。

いつも測るのが面倒くさいので現物合わせでざっくり切ってます。

 

接着前に裏面を確認。

押し出しピン跡が凸モールドとして残っているの場合があります。

角棒接着の際に干渉するのでデザインナイフ等できれいに削りとっておきます。

 

車体裏凸モールドに添わせてプラ角棒を接着していきます。

写真は取り付け後をイメージしている所です。この画像の位置では接着しませんのであしからず。

 

まずは車体真ん中のパーツ裏に角棒を接着します。流し込み接着剤で止めます。

 

続いて隣のパーツを並べ、まずは補強角棒を接着します。

ここでも流し込み接着剤を使用しました。

先に切断面を止めるのではなく、補強の角棒から止めましょう。

 

 

指で位置をあわせます。

表面、裏面確認しながら位置合わせします。このときにずれると悲しい気持ちになりますのでしっかり位置合わせしましょう。

 

位置合わせが終わったら切断面に流し込み接着剤を流し込みます。

 

流し込み接着剤の欠点として余計な箇所に流れ込んでしまうことがあります。

 

この場合ですと作業台と側面との間に流れ込んでしまい、表面がぐちゃぐちゃになってしまいます。指で持っていても同様に指と側面パーツの間に接着剤が流れ込み、パーツに指紋の跡がくっきり残ってしまう。。。なんてことがおきます。

 

ですから、画像の様に接着面が触れることのないように浮かせて接着するとそのような被害を防ぐことが出来ます。

 

側面パーツをズレ、傾きなくきっちり接着することが出来ました。

長さ寸法もバッチリですね。

 

 

だいぶ長くなってしまったので今回はここまで。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

続く。。。。