お久しぶりです。オアヤです。
前回のつづき、出張で関西方面に行くことになりました。
ただ関西に行くのでは味気ないなと思い、コロナ絶賛蔓延中の大阪中心地を避けながら寄り道して行こうと思い、北条鉄道に乗ることにしました。
ここまでが前回の内容です。
今回はその続きから。
北条鉄道 フラワ2000形
ワンマン 普通 北条町行き
発車の直前に隣接する加古川線上り電車が到着し、そこそこの人数が乗ってきました。
といっても1グループ1ボックスといった感じで席はまだまだ空いています。
加古川線とうまく接続するダイヤで運転されているようです。
エンジン音を車内に響かせながら出発。
車窓には田園風景が広がります。
窓に懐かしさが出ています。
北条線の歴史は古く、大正時代、播州鉄道が粟生ー北条町間を開業させたことに始まります。その後戦時買収により国有化されます。
その後数多くの第3セクター生みの親とも言える、特定地方交通線第1次廃止対象に選定、見事承認され廃止路線になりました。1984年に第三セクターへの転換が決定、1985年4月1日より北条鉄道北条線として転換され、現在に至ります。
ながらく起点から終点まですれ違い設備を持たず、1閉塞で行きつ戻りつをしていたのですが(貨物運用があったころは違ったかもしれません)近年利用者が増えているとかで2020年に北条線区間の概ね中央の法華口駅にすれ違い設備を新設しました。
ホームが真新しいですね。
20分ほど走って北条町に到着。
すぐに折返し粟生行きとして発車の準備に取り掛かります。
私はすこし北条町をぶらりしてみたいのでこのまま見送ります。
駅前にショッピングモール、コンビニ、回転寿司がありました。
が、ショッピングモールはコロナの影響で休業中、コンビニには男子トイレがなく、女子専用トイレが有るのみでした。回転寿司でお昼ついでにトイレ休憩というのが一番いいのかもしれません。
北条町駅前は電線が地中化されていてとてもスマートな印象です。
といっても地中化されているのは駅前だけで、ちょっと歩くと電線があります。
駅から徒歩2分くらい、丁度ここから地下に入って行っています。
少し驚いたのがこの街灯。
このタイプの街灯が街中にあったのですが、地下から三相電源を取り出して電柱上のトランス(モーターみたいにでっかいやつ)で変換、電灯の電源としているように見えました。
メンテナンスの都合上なのか、地下化されているのは高圧の電源だけなんですね。
それを各柱上のトランスで降圧して使う、、、なんか無駄が多い気がします、、、
ぱっと見ただけなんで詳しくはわかりませんがね。
軽く町をぶらりしたので北条町駅に戻ります。
もちろんどこかの店に入ったりはしません。こんなご時世ですからね。
文字通り町をぶらりと歩いただけです。
さて、こんなご時世でもありますが、わざわざ遠回りをして北条鉄道に乗りに来たのはこいつを買うためでもあります。
鉄印帳です。
2020年より第3セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道会社と関係会社が連携して、地方鉄道の沿線地域の振興を目的として鉄印帳の販売と鉄印の記帳を始めました。鉄印帳を購入して、各鉄道会社の指定窓口で乗車券の掲示と記帳料(¥300〜)を支払うと各社のオリジナルの鉄印がもらえます。
一言でいうと御朱印帳、あれの鉄道版ですね。
北条町の鉄印も一緒に押してもらいました。
記帳には乗車券の提示が必要ってのも要チェックですね。車で行って記帳だけ、ってのができないようになっています。車で駅まで行く場合でも乗車券を買わないといけませんね。
鉄印は一種類じゃないみたいで、あるだけもらって来ました。北条鉄道では全4種類の鉄印がありました。一枚¥300だったと思います。
ただ、鉄印帳に書き込んでもらえるのは1種類とのことです。
残りの鉄印を収めるスクラップブックを作らないとですね。
また長くなってしまったので次回に続きます。